Fitzcarraldo

ジョー・パターノ 堕ちた名将/パテルノのFitzcarraldoのレビュー・感想・評価

2.2
"Good Morning, Vietnam"(87)
"Rain Man"(88)のBarry Levinson(バリー・レヴィンソン)監督最新作。

HBO FILMSによる実録モノ。

実在のカレッジフットボール界の名将ジョー・パターノ解任事件を描いている作品なのだが…どの視点で見ればいいのか整理されてないので、ピントが合わないレンズ越しに見ているような感覚になる。

結局なにを描きたかったのか?が非常にわかりにくい。

ジョー・パターノ目線でもないけど、ジョー・パターノ目線になる時もある。性被害にあった青年目線になる瞬間もあれば、その母親からの目線になる時もある。地方の新聞記者の目線になる時もあれば…とコロコロと視点が移り、その視点が大団円となりラストに大メインクライマックスとなればいいのだが…

それぞれを少しずつ少しずつ小出しに見せて、ハイ終わり!的な印象…で?こんな人がいました。こんなことがありました。という箇条書き文書のよう。新聞記者の真実に肉薄するジャーナリズムをメインにすれば良かったような気がするが…大御所のアル・パチーノがゴダゴダぬかしたのか?バランスが物凄い悪い作品となってしまった。

しかし、めっけものは私の師匠である大瀧詠一氏の永遠のアイドルであるエルビス・プレスリーの孫娘さんの御活躍を見れたこと。

Riley Keough
(ライリー・キーオ)

本作の主演?ヒロインの立ち位置でいいと思うが地方新聞記者の役を演じていた彼女がライリー・キーオという孫娘さんだったとは…

これは後で調べて知るのだが…
な…なんと"Mad Max: Fury Road"のWivesのひとりCapable(ケイパブル)を演じた赤毛の彼女だったんですねぇ…。

マッドマックスの時も普通に調べれば分かったことを手抜かりで今ごろになって知るとは…なんともまぁお恥ずかしい。
Fitzcarraldo

Fitzcarraldo