Sasada

いちごの唄のSasadaのネタバレレビュー・内容・結末

いちごの唄(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

コウタくんが気持ち悪い。
監督の感覚なのか主演の技量なのか、はたまた峯田和伸なのか。
童貞の理想が映画の中で叶って良かったねって冷めた目で見ることしかできなかった。

年上のパンクなお姉さんにレイプされたことを笑い話にしてしまう感じとか、(←これコメディパートだとしてもなしでは?)
片思いしてる相手に理想像を押し付けて勝手に怒る感じとか、あれを純愛だというの?

「あーちゃんが死ぬなら僕も死ぬ。それが出来なきゃそれは恋ではないでしょう?」
そんなわけないだろ。相手に身を捧げ同一化する、それだけが愛な訳がないだろう。
彼とあーちゃんの間には別のかたちがあったっていいはずだ。

てかそもそもコウタ自身はあーちゃんに何かしてあげたことがあるのか。
本編通じて“楽しげにおしゃべり”してる以外何もしてなくない?
「幸せになっていいんだ」って気づかせてあげたのは園長先生なわけで、
なに便乗してストロベリーフィールドにジャンプしてるんだ。
好き好き言ってりゃ何もしてない気持ち悪い男でも結ばれるってこと?



主演以外の俳優たちは皆素晴らしいので3点で。
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