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いちごの唄のkamioriのレビュー・感想・評価

いちごの唄(2019年製作の映画)
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・古舘くんの「演じてる」感がとにかく台無しにしてしまっている。ヒロインに石橋静河、その他周りを固めるのもいぶし銀の名プレイヤーばかりだというのに、非常にもったいなかった...。
・弟に「勉強を教えて」というセリフがあったので知的障害を抱えている設定があったのでは、という鋭い考察を聞いたのですが、なるほどなと思いました。そう考えると家族の妙な暖かさも腑に落ちる気がします。
その前提に立っても古舘くんの演技はちょっと違うと思うけど...。
・石橋静河はほんとに日常の演技がうまい。話のつまり方とか、箸の割り方とか、日々起こりうる些細なノイズを自然に映像に落とし込むセンスは天才的。
・光石研は『デザイナー 渋井直人の休日』を彷彿とさせる鬱陶しいけど憎めないビートルズオタクっぷりが最高でした。愛らしい!
・小林喜日くん、どこかで見たと思ったら「ラジェーションハウス」に出演していた子ですね。渋く和久井映見と2度目の共演だが、どちらも顔を合わせていない気がする(笑)
・カメオ出演がとにかく豪華!麻生久美子、宮藤官九郎、みうらじゅん、田口トモロヲなどなど。出演シーンを探すだけでも楽しめます。
そして、曽我部恵一、次の古舘くん主演作で共演することは知ってたけど、この作品でも顔出してたとは!どこにいたの!
映画もいいけどサニーデイはちゃんと活動してね
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