すごい....本当にすごい.....
鑑賞後すぐの、とんでもないものを観てしまった感、
何故こうなっているのか、すぐには理解できず、この映画を咀嚼するのに随分と時間がかかりました。
今年「ワンハリ」と同じくらい楽しみにしていた今作。
やはりその一番の理由は主演がホアキン・フェニックスだから。
「her」を観てからずっと大ファンで「ザ・マスター」、「インヒアレント・ヴァイス」で完全に虜になって、そっからは、個人的に一番好きな俳優の1人でした。
そんな彼が新ジョーカー🃏
今思うとほんと適役ですね、w
こんな合う人そういないってくらい。
しかも「タクシードライバー」や「キングオブコメディ」のような作品にすると。。
この2作では誰かに狂わされる役を演じてきたデニーロですが、今作では誰かを狂わす側に。。
世代交代だなぁ〜と、じ〜んときてしまいました。
ホアキンの演技に関してはほんとに圧巻でした!!
やはりジョーカーとなると、どうしてもヒース・レジャーのと比べてしまうのはもう仕方ないことなのですが、鑑賞前はずっとチラついていたヒースのジョーカーの面影がホアキンが出てきた途端に吹っ飛びました。
全く新しい"ジョーカー"が確立されていました。
「自分は必要とされてないんじゃないか」といった、主人公のアーサーが持つどうしようもない孤独感、喪失感、虚無感はきっと誰しもが感じたことのある感情。
そんな彼と自分とを照らし合わせて感情移入しながらも、ほんとに同じ時間を共有しているかのようで序盤はかなり気が滅入りました。
自分の気持ちを抑えて、孤独に窮屈に生きるアーサー。
そんな彼に、観ているこっちも不信感や狂気、重さを感じました。
だからこそ....
押し殺していた自分の感情をさらけ出し、本当の笑顔を見せた彼の表情を観た時、
こちらも、解放されたような清々しい気分になり、なんでか泣きそうになっていました。
ポップな音楽と共に、階段を踊りながら駆け下りる。
こことラスト20分くらいは映画史に残る屈指の名シーンだと個人的には思います。
終盤にかけてはほんとに鳥肌。
名台詞もいっぱい出ました。
いつまでたっても余韻が冷めやらないので、また時期を置いて再度鑑賞したいと思います‼️
それでまた新しく評価し直そうかと、
いやでも多分、、
今年度、ブッチギリの1位🥇‼️‼️‼️🃏
🤡