最近観た作品で1番の衝撃作。
主人公演じる俳優の怪演と驚きの展開に
何度もビックリして口を押さえてしまう。
この秋、絶対観るべき作品。
精神的な病におかされ、社会に馴染めない
男性。母親も病で面倒をみている。
低所得でピエロを演じる日雇いの仕事。
悪い人ではないんだが、周りにも恵まれない。
騙され不満がたまるなか、ある事件を
きっかけに、ピエロを演じていた彼が
豹変しだす。
とにかく展開が読めない。彼の主観で
物語が進むから、どこまでが真実で、
どこからが妄想なのか分からない。
それが驚きのラストへ誘う。もう…。
彼は初めはピエロになった犠牲者なんだけど、
だんだんピエロにとりつかれてしまう。
最後はピエロに仕立てられてしまうのだが、
これは彼が望んでいたようで、実際になると
全く幸せでない彼を見るのが辛い。
ラストは画面が辛い。何度も、彼を止めてと
手を合わせて祈ってしまう。
彼は望んでいないよって。
とにかく、こんなに感情を揺さぶられた作品は
久しぶしで。心が満たされた。