このレビューはネタバレを含みます
【soutaの映画つぶやき No.11】
"ジョーカー"
この作品、見れば見る程 印象が変わる。
色んな見方や考え方ができるし、この手の考察系はとても好きだ。
(時計の謎、銃弾の数、冷蔵庫のシーン、妄想説など、、)
そして、公開当時からすごく話題で 鑑賞後にも 様々な人の感想や考察を見たり、
最近だと、レンタルして 字幕と吹き替えを交互に見て 更にじっくり 考察したりと
個人的に色んな意味で堪能できる作品でしたので、評価は高めです。
初見での感想。
コメディアンをめざす男が貧困層に 悲しい境遇、酷い仕打ちを受ける。
住んでいる環境下によって人は変わってしまう、何処か自分自身にも当てはまるし感情移入ができてしまう、恐ろしさを感じた。
あのジョーカーも普通の人間だったのか、、誰しもが、ジョーカーになる可能性だってあるのではないかと思った。
しかし2回目以降見続けていくと、この映画は、
"抑圧していた本当の自分自身を解き放つ" お話だと思った。
劇中のセリフでもあったように、
なにが悲劇か喜劇なのかは 主観なのだ。
アーサーからすれば、殺人もコメディだ。
やはり感情移入なんてできたものじゃない、真に理解などできるはずがない。
"ダークナイト"のような映画を期待すると肩透かしだろうが、
ホアキン・フェニックスの怪演により新たなジョーカーが誕生した。
精神すり減る、エネルギーをつかう映画でした。
このジョーク、あなたは理解できるか?