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十二人の死にたい子どもたちのmanamiのレビュー・感想・評価

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とある廃病院に集う子どもたち、みんな高校生ぐらいかな?多かれ少なかれ怒ってる十二人であり、けっこう優しい12人。
そんでもって、「死にたい」らしい。ん〜、前提から覆すようで申し訳ないけど、死にたがってるように見えないよ。其々の自分語りで明かされる問題に死ぬほどの悲壮感があると思えないし、決行が迫っていても緊迫感が感じられない。
単に「死にたいって言いたい」だけじゃないの?私が彼らの年代から遠く離れてるからそう見えちゃうだけかな?
サトシが地下の部屋に入って来た際に0番に気付かないの不自然でしょとか、病気で頭髪は抜けちゃうのに眉毛は抜けないのかなとか、自販機で飲み物売ってるのオカシクないかとか、他にもふに落ちない点目白押し。
それと最初はシンジロウとノブオのキャラがかぶって見えた。シンジロウが急に、どっかの名探偵の孫っぽいこと始めてやっと見分けがつくようになったわ。
現代のはずなのに口調がなんだか古くさい場面があるのも気になる。それでも役者さん達はなかなか健闘していたのではないでしょうか。今をトキメク若手俳優達による非キラキラ映画、こういう作品もあるって大切よね。

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