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十二人の死にたい子どもたちのJUNのレビュー・感想・評価

3.3
久しぶりに邦画鑑賞です。
私が邦画を観る基準は2つしかなくて、
・推しが出ているか
・原作が好きで配役が許せるか
だけで判断するわけなのですが、本作は一つ目の「推しが出ている」に該当します。
もちろん、わたしが日本で一番推している高杉真宙くんの事です。

本作、原作未読の状態だったのですが、これはどれくらい忠実なものなのでしょうか?
一口に言ってしまえばすごく「舞台っぽい」と感じました。演出然り、演技然り。特に演技などはまるで舞台上のワンセットの上の演技のようで、こんな台詞回しを原作でもやっていたのか?と常々疑問に思っていました。
ただ、舞台っぽいから悪いというわけでもなくて、やはり結構旬な俳優さんたちを使っているので、観ていて安っぽいとはあまり感じませんでした。そういうテイストな映画なのだな、と思えば、とても観やすい作品です。

ミステリー要素は40点くらいかな、とも思うので、これは素敵な俳優さんたちのお芝居を観に来たんだという気持ちで観ると良いかもしれません。


【下記すごいどうでもいい推し語り】

何故推しと言いながら、私は全然彼の作品を観ないのか?
私の真宙くんファン歴は、映画『渇き。』を観るところから始まります。小松菜奈ちゃん、清水尋也くん目的で鑑賞した『渇き。』は、結果ヤバさを心に残したものの(邦画でだいぶヤバイ線行っていたと今でも思います)、私を真宙沼へと突き落としたのでした。(ちなみに、あの金髪メッシュの、内臓踏み潰されるヤンキーの役です。)
しかし当時はまだ売れておらず、映画では観られる過去作と言っても『ぼんとリンちゃん』くらいでした。そこから次々と新しい作品に出演してくるようになって、『逆光の頃』では完成披露試写会にその道のプロっぽい方々の中に混じって前列で挑んだり、『散歩する侵略者』では、舞台挨拶場所未発表の中、なんとか場所を特定し二子玉まで観に行きました。『PとJK』も、公開すぐに観に行きました。
そして、その時から、薄々、私は気付いてしまったのです。

「彼の出演する作品、あまり面白くないな……」

ドラマではそんなことはなく『モンテ・クリスト伯』なんかは私のベストドラマと言っても過言ではない作品でした。(ディーン・フジオカが好き)
ただ、映画は面白くない……
気がつけば私の中には「真宙くんあんなに可愛いのに作品面白くないから、観なくていいか…」という感情が芽生え、今に至ります。(写真集を手に取ればそこに可愛いお顔がありますし……)

しかし、最近の『見えない目撃者』や『前田建設ファンタジー営業部』は高評価なようで、また観てみようか、と思えてきた今日この頃でございます。
真宙くん出演作で、これは面白かったというものございましたら、どうか教えていただきたいです……!


という謎のお話です。
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