「インデペンデンス〜」と同じ国が作ったとは思えない重く、深い映画!
こっちは、イギリスとの合作だけどね
まあ、アメリカというても、広いので、
いろいろありますね😃
戦場ジャーナリスト!
戦争やそれに苦し村民衆の真の姿を伝える人!
ヒューマンな、魂のこもった作品なのです!
でも、よくあるヒューマンの綺麗ごとには
していません!
そこが本作の魂なんだと思います。
スリランカの取材中、左眼を失い、
それでも眼帯を付けて戦場に向かう
メリー・コルヴィン
どんなに危険な場所、政府が行くな!という地域にも、いとわず向かうメリー
怖いものが無い人かと思いきや、PTSDに苦しみ、何度も幻想を見て苦しむメリー
何でも一人でできる完璧の人かと思いきや、パソコンの操作もおぼつかない面もある。
常に民衆に寄り添い、彼らの苦しみを見つける優しさの人かと思いきや、
夫に罵声、上司に罵声、カダフィ大佐に罵声を浴びせる猛々しい人
彼女はなぜ、この戦争は起こったか、
いつ終わるのか、対立の構図は?
などには関心をあまり示さない。
戦地で彼女が見つめるものは、
国家や宗教などの対立の犠牲になり、
家族を、家を、自らの生命を奪われようとしている民衆たち、
彼らの叫びに、静かに耳を傾け、ペンを走らせるメリー。
彼女の行動、彼女の姿勢に、
最近見た「さよならテレビ」のある言葉が
思い浮かぶ。
「マスメディアは、弱い人を助けるためにある」
この言葉は、まさにメリーそのもの。
→さよなら、日本のマスメディアもどき💢
会社との対立、
でも、生々しい彼女のレポートを「商品」として求める会社もまた、マスメディアの真実なのかもしれない。
彼女はPTSDにもがき苦しみながらも、
駆り立てられるように、戦地の、しかも
最も危険な場所に向かうのだ!
使命とは、ここまで果たさなければならないものなのか?!
辛いだけでなく、様々なことを内包しながら、メリーの死にカメラは空にむかっていく。
メリーを演じたロザムンド・パイク!
見事に彼女の魂を演じ切る!
「ジュディ」もそうだが、
女優さんが全力投球できる企画と、
それに見事に応える女優さんの力量!
凄い!そして、羨ましい!