タイトル通り“交渉”をメインに扱ったサスペンス／スリラーの韓国作品。
主人公は警察側の女性ネゴシエーターかと思いきや、テロリスト側の男。
凄まじい迫力。
オーラがあるし、サイコパスぶりもハマっていて「これは、だれだろう？」と思い、よく見たら“ヒョンビン”だった。
情緒不安定にも感じられて、そのくせ冷徹に、冷静に淡々と。
警察を手玉に取っていく様は流石の千両役者だ。
そこから真の狙いや裏に隠された背景まで一気に明かされていくため、最後まで緊張感途切れず見ていられる。
言葉を一つ間違えれば人質が犠牲になる読み合い、極限まで高めた集中力の中で行われる心理戦。
相関図がはっきりし、材料の出尽くしたクライマックスの展開はやや安直にも感じられたけど、十分及第点！
しかし、“交渉術”って本当に難しい。
正解はなく、その時の感情や犯人側の性格次第なところもあるし、実際に現場で動いてる方は半端じゃないプレッシャーの中で任務を行っているのだろう。
ボクだったら…後ろであれこれ指示をするおえらいさんの役がいいな。
ちなみにリアル周囲だとヒョンビンはあまり人気がなく「イケメンだけど、そこまで…」という女性の方が多い。不思議だ。
普段とは雰囲気の異なるヒョンビン様がお目見えする今作、心理戦が好きな方やファンの方に推奨できる作りになっていました。
Special Thanks to〜ちぃちゃん〜
