基本的にそれまでの悪役を主役にした場合は、さらに悪役を敵に回すか、何かを守るというくらいしか描きようがない気がするのでこの展開は仕方ないものの、ハマり役と思えるマーゴット・ロビーの魅力で退屈するものではなかった。
女性が男性から自立していく女性を描き、女性陣対男性陣で戦い、助けに来る男性もいないと言った、男性中心世界へのアイロニーも多少は含めているのかも知れないけど、それはそれで一つの描き方。
自分語りがよく入るので、なんとなくデッドプールを彷彿とさせるけど、DCキャラでは他に同様のスタイルでは難しいか。
前回よりゴテゴテになったハーレイがマトモなのかマトモじゃないのかわからないくらいブレブレキャラだけど、それもまたハーレイ。
誰一人スーパーパワーを持っていない人々のアクションシーンは生身ならではで小気味良かったけど、おいおいそこで突然一人だけスーパーパワー使うんじゃないよと。笑
そして、先に助けに来る男もいないと書いたけど、来るべき男も来ない。
バットマン、君はどこで何をしているんだ。