ずーーーーーーーっと悪フザケ!
タイトルから『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』だったり…
『タクシードライバー』の有名なアレだったり…
浅ーいトコのパロディを敢えてしてる(笑)
あとはジェンダー論的な見方で言うと、
男は悪人ばかり(そのうえボスは女嫌い!)で、
女性キャラはみんな被害者ばかり。
あまりにも男女差別がヒドくて驚いた。
だ け ど !
「ワタシがヒーローだと思った?」
的な台詞とともに第四の壁を打ち破って目配せ(てゆーかウインク)してくる。
ずりーなー!それ!
ずっちーなー!それ!
思わず織田裕二になっちゃうよ!
そうなんだよね。
あくまで彼女はヴィランなんだよね。
別に“正しさ”を押し付ける気なんてなくて、
“自分はこう生きる!”って自分に正直なだけなんだよね。
なーんかそれを免罪符にしてる気がしてあんまりしっくりきてはいないんだけど(笑)、
でも警察署でのクラッカーみたいなガンアクションとかは華やかで好き。
メアリー・エリザベス・ウィンステッドが出てるから余計に意識してしまうけど、どうしても『デス・プルーフ in グラインドハウス』と比べるとまだマヂメな映画かな。
もっとムチャして欲しい。
質(しつ)の悪いパロディより
質(たち)の悪い冗談を見たい。
もっと、もっと。
ジェームズ・ガンなら越えてくれるハズ。
…彼からしたら、よっぽど質の悪い冗談に聞こえるだろうケド。