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マスターズ・オブ・ホラーのkyokoのレビュー・感想・評価

マスターズ・オブ・ホラー(2018年製作の映画)
3.7
酷評の人多いなあ。。。
きっと、ホラーをたくさん観てるからこその厳しさなんだろうね。
確かに怖さを求めたら全くもって面白くないかもだけど、アマチュアな私には結構楽しめた。笑えるB級具合もいい。
たださすがにフライヤーのコピーは煽りすぎ。

①アレハンドロ・ブルゲス
レザーフェイス?風味の男。強いっちゃ強いんだけどなんか様子がおかしい。この森で何が起こったのか……彼が話す真相に思わず「え、そっち系!?」ってなる。
溶接男になった経緯も、庖丁をどうぞみたいなくだりも、ぱっくりからの「こんにちわ」も爆笑だった。執拗なアイツら目線もグッド。

②ジョー・ダンテ
イケメン婚約者から、子供の頃の交通事故がもとでできた顔の傷を治すようすすめられたことから起こる、恐怖の整形ショー。よくある設定なんだけど肝心の婚約者とその母親の目的がよく分からないせいか、オチもよく分からなかった。おっぱいだけ面白い。それよりもお母さんと同じぷっくり唇のミッキーローク登場に「まさかの整形つながり……?」と勘ぐってしまったわ。

③北村龍平
ひとことで言えば悪魔払いの話。でもこっちの神父はメリン神父みたいに辛抱強くないよ!シスターとやりまくるよ!子どもを次から次へとぶった切るよ!笑っちゃうほどダサい劇伴に合わせた劇画アクションがめちゃくちゃ面白かった。
分かりやすいサブリミナルも見逃せない。

④デヴィッド・スレイド
これまでとは全く雰囲気が異なる、病んだ精神をモノクロで具現化した作品。どこか美しくも見える汚れた世界で主人公が追いつめられる様はなかなかに恐怖心を煽る。
このままあくまでも「分からない」という無気味さで押し切っても良かった気もする。ちょっと惜しい。

⑤ミック・ギャリス
臨死体験によって「見える」ようになってしまった少年のお話。ある意味これが一番つっこみどころ満載だった(悪魔のささやきと天使の叱咤とか笑)。でも最後の最後で「ん?バッドエンド?」みたいなモヤエンド。あれ?もしかして私ずっと思い違いしてたの?教えてミッキーローク!
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