わたふぁ

クリスマス・クロニクルのわたふぁのレビュー・感想・評価

クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)
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カーリーヘアーにポンポン付きニット帽、ちょっと生意気そうに光るクリクリの目、ちらっと見える隙っ歯がかわいい10歳のケイトとともに、クリスマスファンタジーアドベンチャーに出かけられて楽しかった!

兄のテディは今ワルい連中とつるむことで自分が超イケてる、と思っている思春期の中学生。妹と違ってサンタさんの存在なんてもう信じていない。
そんなデコボコ兄妹が多忙なお母さんの留守中に、ひょんなことからサンタクロースのソリに乗り込んでしまい、イブのプレゼント配達を手伝わなければならない事態に...。

Netflix内のバナーに登場したときに、やったー!ジェフ・ブリッジスの渋い系クリスマスコメディだ!と勝手に喜んだが、カート・ラッセルの見間違いで、なんだ~( ̄ー ̄ )ってなったけど、、
“バックドラフト”のカート・ラッセルでなければいけない粋な設定が隠されていて、それが明かされる場面にはジ〜ンときた。この兄妹が抱える傷を癒せるのはこのサンタクロースだけだ。

CG盛り盛りのファンタジー表現ではあるけれど、世界中の子ども達から送られた無数の手紙が引き出しにギッシリ詰まっていて、全部ちゃんと読まれた形跡もあって、“神は細部に宿る”というけれど、こういうところを丁寧に作ることでブルーバックの存在を忘れさせてくれるんだと思う。