danyboy

プロジェクト・グーテンベルク 贋札王のdanyboyのレビュー・感想・評価

4.0
これは
予備知識ゼロで見て正解⭕
チョー面白かったです。

贋札作り組織の生き残りレイがタイから香港に護送されてくる。
警察は一味の首謀者"画家"ン·フクサンについて知ることを吐けと求め、レイは出会いから語り出す。
彼はカナダで恋人と画家を目指して暮らしていたが、10年頑張って認められたのは、恋人ユンだった。
ユンの展覧会の日、フクサンに模写の技術を買われ一味に加わる。

一味は苦労の末完成させた新100ドル札を世界中の大口客に売る。
初めの約束では原版の元絵を描くだけだったはずのレイも同行させられる。
フクサンは武装キャンプを率いる将軍に取り引きを持ちかけて近づき、大規模な戦闘で父親を殺された復讐を果たすのだった。

前半は贋札作りのプロジェクト、後半は派手なアクション、爆発ファイア~🔥。
その中を白いスーツでマシンガンを撃ちまくるチョウ・ユンファ。オロオロと逃げ惑うアーロン·クォック..

この辺から、だんだんとかのどんでん返し名作が頭をちらつき出す。絶対そういう風に作ってますよね。
そう思ってみれば、警察の取り調べに、1人生き残った下っ端が語るっちゅう設定もアレじゃん。。

でも、うっすらそうかも、と読んだ裏をかく、
あー、そもそもそこからアレ!!?
ということは、切ない女心、あの行動も分かる!手を打つラスト、と思ったら、男心のロマンもあって、、
エンドロールが出るまで、めくってもめくってもまだあるか!と楽しめた。
「この顔には二回しか会ってない、よく描けたわね」「それが才能だからな」「それだけ?」
これに応えていたら、あの結末はなかったんだ。
サスペンスにとどまらない叙情的余韻が残る。
納得の脚本でした。
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