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わたしの叔父さんのdanyboyのネタバレレビュー・内容・結末

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

デンマークの農場で足の悪い叔父を助けて働く27歳のクリス。
獣医を目指して大学に合格した矢先、叔父が倒れたのだった。 
 村の獣医師ヨハネスは、彼女の夢を応援し、本を貸したり医療現場の手伝いを頼み、 
コペンハーゲンでの講演旅行にクリスを連れ出す。
医師は旅行の間に叔父が羽を伸ばせるとの思惑もある。

叔父もまた、いずれ彼女が出て行くときに備えリハビリに励む。 
クリスに好意を寄せる青年マイクも現れ、クリスの前には明るい未来が開けるが、、、

紹介文には書いてない
クリスが14歳で叔父に引き取られる原因がポイントです。
母はすでになく、兄が亡くなり、父親がその後追い自殺をしてしまったのです。

ちょっとひどい、お父さん。娘はどうでもいいのか!

始終暗い、思い詰めた顔のクリス。不在の間の不安から、マイクに誘われたデートに叔父を連れて行く異常さ。
朝食の席で二人がいつも聞いているラジオの暗いニュース。

これは1人残された自死遺族の心の傷の話。
叔父の死を恐れるあまり、何もしないよう命じるクリス。

そうやって結局、叔父もマイクも傷つけることになる。

愛と思いやりのいい話かと思ったら
シビアな暗い話でした。
しんどかった。
でもいつか傷が癒えることを願って。
いつも暗いニュースばかりのラジオが壊れるラストは、
そういう未来の暗示かな?                                  
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