このレビューはネタバレを含みます
アメリカの人種差別を題材にした、『ズートピア』級の傑作！！（？）
アクション、キャラクター、音楽どれをとっても鳥肌もののかっこよさでした。立ち見で、映画館の角からの鑑賞でしたが、２時間があっという間に感じました。声の皆さんもハマってました。
私はこの映画をアメリカで起きている人種差別を題材にした物語として観賞しました。
アメリカが仮想舞台だと思ったのは、映画内で自由の女神と相似した銅像が出た時です。その後もピザや国会が映ること、終盤にはガロが日本の纏を「東洋の…」というシーンなど、アメリカを象徴するような場面がいくつかありました。
なぜアメリカの人種差別問題を題材にしていると思ったかというと、特殊な力を持ち”強さ”を手にしたバーニッシュたちが虐げられる様子が、アメリカの黒人の方々に対する人種差別と類似していると思ったからです。
ディズニー映画のズートピアでは、アメリカの現状を肉食動物（黒人）と草食動物（白人）にたとえて、”恐怖”を理由に”強いもの(肉食動物)”に矛先が向けられている現状を描き出しました。
バーニッシュも強さを理由に自由を失っています。ズートピアでの肉食動物の立場にいると思いました。
それから、バーニッシュの鎧は黒ですね。
象徴的なのは、クレイとの戦いの時です。ガロとリオが纏っている鎧は黒いで、クレイが纏っている鎧は白。ガロは人種の壁を超えた存在。
なんですが、クレイもバーニッシュでした。この辺は勉強不足でわかりません。
気が向いたら追記します。
