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君は月夜に光り輝くのoldmanSEヨKのレビュー・感想・評価

君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)
3.6
不治の病『発光病』にかかったヒロイン。

発光病…発光病?
そんな病気あったっけ???

なんとコレが架空の病気。
この発想にビックリ。凄い。
この考え方は自分には全くなかったです。

両親、知り合いなどを数え切れない程見舞って、そして見送っている経験上、映画やドラマで出来るだけ病気の人を見たくない…
管が繋がれてベッドにいるシーンだけで、色々な事が頭によぎり、涙がとまらなくなりそうになるので、病気メインの作品は出来るだけ避けたいと思いつつも、旬のキラキラ映画が人生で数年来ブームなわけでして、なんとなく鑑賞しました。

ところが、この発光病という、完全にフィクションな病気、つまりストーリーにいくらでも都合が良いという発明が、今回は自分にとってそれなりにキラキラムービーとして楽しめました。

フィクションの不治の病のおかげで、ヒロインは病室のベッドにいるものの、メイク等による"病気”の演出がほぼなく、永野芽郁ちゃんの綺麗なお顔はそのまま。

不治の病という設定のみで、苦しむシーンもなく、彼女は実にあっさりと画面からいなくなり、最後まで詩的で美しく幕を閉じます。

一年前、ほぼ公開時に観たので詳細は忘れましたが、楽しめました。

エンドロールのSEKAI NO OWARI「蜜の月 -for the film-」を買いました。
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