アラバン

薬の神じゃない!のアラバンのレビュー・感想・評価

薬の神じゃない!(2018年製作の映画)
3.7
超絶つまらなそうですが、さすがの高評価作品。
高額薬価の問題に一石を投じ、国の制度をも変えた実際の出来事をベースとした中国映画。

国内流通価格の20分の1で買えるインド製ジェネリックを密輸してボロ儲けするチョンヨン。
そんなペテン師まがいのヤカラが、利益を度外視し、警察に追われるながらも、正規品を買えない貧しい病人たちを助ける途を選ぶ。

純粋な自己犠牲の美しさに泣ける。
お前、漢だよ!(ノブヒコ)
と言いたくなります。

人情刑事も良いスパイス。

この事件をきっかけに中国の医療制度が大きく変わり、安価なジェネリック薬によって多くの命が救われたと。

医療系商社の人から
「ジェネリックはほとんど中国製だからやめた方がいいよ」と言われたことが脳裏をよぎりましたがスルー。
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