kyohei

僕たちは希望という名の列車に乗ったのkyoheiのレビュー・感想・評価

4.2
アメリカンアニマルズを観に行った際に、気になる感じの予告+好きなジャンルの実話を基にしたストーリーだったので観てきました。
タイトルの僕たちは希望という名の列車に乗った(ポエムみたいで、長いタイトル)がそのままラストの落ちだったとは…

ラストに若者達にある決断をしてしまう過程の人間ドラマはかなり重厚だった。
当時の社会情勢、社会主義やらナチスによってまだ人々は傷がある感じとかは、勉強になった。
序盤は、なんか青春映画感があった。
舞台は1956年の東ドイツ、進学高校に通うクラスの中心的な二人が、西ベルリンの映画館でハンガリーの民衆蜂起のニュースを観て、ただ純粋な気持ちでクラスで犠牲になった人々の為に2分間の黙祷を捧げようとした行った行動が国を巻き込んだ騒動に発展していく…

ただ単に純粋な気持ちでやったことが、それを良しとはしない社会の恐ろしさと、その為ならば何がなんでも追い込んでいって人間関係を崩壊させていく政府側は、容赦がないと思いました。

まぁ、なんとかなるだろうとクラスみんなで口裏を合わせるようにするのを、首謀者を言わなければ全員連帯責任で辞めさせるとか、知ることのなかった家族の秘密の為に脅される展開には、マジでげんなりしました…怖い((( ;゚Д゚)))

希望の列車に乗ることイコール家族達との永遠の別れだったんだなぁとラストしんみりしましたよ…
kyohei

kyohei