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ラ・ヨローナ~泣く女~のペンソーのレビュー・感想・評価

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)
3.4
"死霊館"ユニバース最新作。
J・ワン製作の"死霊館"シリーズと世界観を共有しながら新たな恐怖が展開される。

自分の息子を水に沈めるラ・ヨローナ、そして逃げようとするもう一人の息子を捕まえて引きずり込むというなかなか衝撃的なオープニング。

作風は今までの"死霊館"シリーズを引き継いでおり、雰囲気はそのままなのでいつも通りといった感じ。
ユニバース作品なので繋がりがあり、過去作に登場したキャラクターが登場するという、ユニバース作品ならではの演出は良かった。
映画館で観たのでホラーな演出にしっかりとハマってビビるポイントがいくつもあった。

本作の主人公にはあまり感情移入ができなかった。
呪いが自分の身に降りかかってきた途端に手のひらを返すという、過失とはいえ都合が良すぎるというか、息子二人が犠牲になったお母さんが少しいたたまれない気持ちになりました。

"死霊館"シリーズは正直毎回同じなんだけど、逆にそれが安定して観れるホラー作品ってことになってるのかなと感じた。
シリーズを通してあまり胸糞が悪くなく、暗い雰囲気でもないのが特徴かな。
だからこそ大衆に受け入れられるホラーシリーズになったのかなぁと思いました。

ユニバース作品はこれからも続くようなので、なんだかんだで楽しみです。
新作の公開を待っています。
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