前作からさらに4年後の世界。
恐竜が管理区域から解き放たれた後、
世の中がどうなったかを描いた作品。
物語のメインは、
①誘拐されたメイジーとブルーの子の奪還
②遺伝子操作されて大量発生したイナゴの利用目的と証拠確保
その２つの目的を達成する過程で、
恐竜によるパニックが起こるというもの。
(虫が苦手な方は控えるべき)
以降、ネタバレ。
あまり深く考えず見れば、
恐竜と人間のアクションを楽しめた。
トリケラトプスの子ども救出、
パラサウロロフスの捕獲、
闇市での恐竜大脱走と肉弾戦、
軍事利用されたアトロキラプトルとの
カーチェイスならぬダイナソーチェイス？
そのラプトルから逃げ切る逞しいクレア。
ワールドからの醍醐味、Tレックスとギガノトサウルスの大怪獣バトルなど。
また過去作のオマージュシーンで
懐かしさも感じることができる。
個人的には恐竜が躍動してるのを見てるだけで満足できた。
だが、冷静に考えてみると...
今作はイナゴが全面的に出過ぎてるせいで
虫が苦手な方は見る気にならないのでは。
主軸がイナゴの遺伝子工学のせいで、
オーウェンとクレアはアクション担当。
新たなる支配者という副題は果たして適切なのかどうか。
ブルーの出演回数が過去2作品と比較するとあまりにも少なくて物足りなさが残る。
キャスティングは嬉しいし、おじいちゃんになってもかっこいいグラント博士とマルコム博士は最高だが、サラ博士にグラント博士が同行する理由がちょっと弱い？
ストーリー展開に期待し過ぎた人には
ショックな幕引きだと思う。
