ついに最新作に辿り着きました。
今回はメインキャストに極端に腹黒い人はいなかったので見やすかったかな。
恐竜もイナゴもアクションも、シリーズの過去のメインキャストも、という盛り沢山な映画でした。
UーNextのレンタルで見たらおまけ映像も2つついていて、そちらも楽しかったです。(マルコム博士の講義とシリーズを終えてのメインキャストと監督の座談会。この映画も撮影途中でコロナの影響を受けたのですね。)
ただ、いろいろ盛ったがためにどこかで見たような映画でした。
何に似ているかというと2010年代後半のボリウッドのそこそこ予算かけたアクション映画とすごく似ていていて、それに恐竜がたくさん出てくるという感じですね。
展開は前作ほど陳腐な感じはしませんでした。
あとオーウェンと新キャストのケイラのアクションがすごく良かった。
これでシリーズ完結とのことですが、結論全然〆になってない!
ウォン博士のスピンアウトあったらみたい。
最後まで見てどのキャストが魅了的だったかというと、断然ローラ・ダーンです。特に最初の『ジュラシック・ワールド』での役柄と演技が魅力的でした。
クレア役のブライス・ダラス・ハワードは三作目にしてこの人らしい自然な役になって良かったな、と思いました。
でも、なんといっても一番面白かったのは恐竜が芯から好きなアラン・グラント博士。モラルはちゃんとしても好きな気持ちには勝てないし、若干反射神経弱そうなのでピンチの時の反応が予想の範囲外のことが多くて良かった。
この二人に対してニュートラルな常識人という立場でマルコム博士が配置されたのか?冷笑的なキャラが嫌いで最初いらないと思っていたキャストだったのですが、今更見るととてもいいバランスだったとわかる。
恐竜には実はほぼ興味がなく、子供が小さかった頃取っていた月間絵本の恐竜特集の絵を見ながらの鑑賞でやっと四つぐらい恐竜の名前を覚えたかな、という体たらくだったりしますが、6本見ると映画の外の世界の変化の速さ(CGや遺伝子工学など)に驚きます。
その中で、一つのアイデアを突き詰めた第一作はあまり古くなりませんが、映像でできてしまうことが多くなったために、かえって予算取って色々盛り込むと平凡になりますね。