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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りのKentaCのレビュー・感想・評価

3.9
さまざまな種族やモンスターが生息する世界を舞台に、盗賊のエドガンが、相棒の女戦士ホルガや仲間とともに、妻を生き返らせるため、そして娘を取り戻すための旅に出る中で、巨大な陰謀に立ち向かうことになる物語。

RPG(ロールプレイングゲーム)の元祖とされる、1970年代に誕生した同名の「対話型ゲーム」(=テーブルトークRPG)の映画化作品であり、
中世ヨーロッパ的ファンタジーな世界観の中で登場人物たちが躍動する、気楽に観れてしっかり楽しい、古き良きRPGの雰囲気と良さが詰まったアドベンチャー映画となっていました。

特にメイン4人のドタバタパーティ感が素晴らしく、徐々にお互いの理解と信頼が深まり、しっかり「仲間」になっていく過程の描き方がとても上手だなと思いました。
フフッと笑えるコメディテイストも随所に織り交ぜながら所々に光るアクションシーンによりちゃんとバトルファンタジーものとしても楽しませてくれて、大人も子どももワクワクできるようなバランスの良い作品になっていますし、
4人の連携具合が遺憾無く発揮されるクライマックスバトルの熱さと魅せ方もなかなかのものでした。

この1作目で培われた関係性を基にした続編製作も、つい最近出された声明通りに低予算でも構わないので、是非実現してほしいところです。
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