ペンソー

キャッツのペンソーのレビュー・感想・評価

キャッツ(2019年製作の映画)
3.4
ミュージカルで有名な「キャッツ」の実写化作品。

猫と人間を融合させた映像技術は素晴らしく、全く違和感なく観賞することができた。
この猫と人間を融合させた映像に不快感を感じる人が多かったらしいけど、特に何も感じなかった。

映像技術は素晴らしく目を見張るものがあったけど、”ライオンキング”と同様に映像技術だけで、映画作品として何かを感じるものではなかった。
ミュージカルとしては踊りも圧巻で音楽も良かったし、記憶に残るシーンもいくつかあった。
ストーリーは元々あってないようなものだと演劇好きな会社の先輩から聞いていたけど、本当にストーリーはあってないようなものだった。
「猫の扱い方」で締める本作は、それまでの演出が「猫の扱い方」だったのかと聞かれるとそうでもない。
なぜ最後に「猫の扱い方」を持ってきたのか、それは観ていても分からなかった。
そこを深掘りしていくともしかしたら物語に何か意味があって、ストーリーについての考察もできるのかもしれないけど、自分の頭ではとてもついていけず、猫の舞踏会という印象しか残らなかった。

猫と人間を融合させた映像技術に関しては、全く違和感なく融合していて気持ち悪さも感じなかった。
主役のF・ヘイワードは猫と融合していても美人だなぁと分かったし、踊りに関してはよく分からないからなんとも言えなかったけど、観ていて猫人間が踊っているのは面白いなと感じたので、観賞してよかったのかもしれない。


T・フーパー監督、脚本作品。
F・ヘイワード主演。
J・コーデン、J・デンチ、I・エルバ、I・マッケラン、T・スウィフト、R・ウィルソン共演。
I・エルバは猫でもカッコいい。声も渋くてイケてる。
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