男はつらいよ お帰り 寅さんの滝井椎野のネタバレレビュー・内容・結末

減点方式で見ると色々と引っ掛かる点があるが、加点方式で見れば渥美清演じる寅さんが出る度に点数がうなぎ登りしていく作品だった。
映画単体として見ればそこまで抜きん出た作品ではないかもしれないが、『男はつらいよ』を観に行ったこちらからすればかけがえのない映画体験になった。
上映中は満男の寅さんへの一言一言に共感してしまい、もしも今ここに寅さんが居てくれたら……の言葉で涙が止まらなくなってしまった。
映画館に行く程でもない……という人もいるかもしれないが、個人的な意見としては是非映画館で鑑賞してほしい。というのも、これは昨今では少なくなった観客皆で笑って涙を流すことのできる映画であり、家族団欒のようなとても温もりに満ちた時間を過ごすことが出来た。
ちなみに、パンフレットが素晴らしく充実しておりお勧め。