回想シーンでご飯3杯いける

バード・ボックスの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

バード・ボックス(2018年製作の映画)
3.8
(Netflixオリジナル映画を連載形式で一気にレビュー。2作目)

「クリスマス・クロニクル」と並んで、2018年末からNetflixがTV、ラジオで大量CMを投入しているオリジナル作品。流行の「Don't系」で、本作では「見てはいけない」スリラーなのだが、主演がサンドラ・ブロック(同じシチュエーション系の名作ゼロ・グラビティに出演)、監督がデンマーク注目の女性監督スサンネ・ビアという事で、映画マニアならば注目せずにはいられない作品になっている。

冒頭のパニックシーンから多額の予算をかけたであろう派手な演出が続き、密室系サスペンス、「デアデビル」にも通じる音空間の演出、親子の絆、、、と、スリラーでありながら、実に多くの要素を持ち込んだ野心作になっている。

CMの効果もあり、公開直後の視聴数はNetflixで過去最高になったそう。ネット公開作品でも、劇場作品と同じでTVやラジオでの宣伝がものを言うのは皮肉な話ではあるけれど、これまでのネット公開作品に足りなかった部分が見えてきたとも言え、今後はこうしたプロモーション展開を絡めていっそうの盛り上がりを見せる事になるだろう。Filmarksでもこれまではやや扱いが悪かったものの、最近はサムネイルにポスター画像をきっちり貼り付けてくれるようになったし!