ゆたり

私、オルガ・ヘプナロヴァーのゆたりのレビュー・感想・評価

3.2
非常にタイトな画面だったな〜

映画として観ると、個人的には退屈というか、ブツ切り&行ったり来たり&意図の分からない画面が多く、さすがに説明不足すぎて着いて行くのに必死になってしまったというか...
ただ、オルガが決心を固めたところから何だかスイッチ入りましたね。そりゃそうだけど。

史実としては、やはり魅力のある話なので、そこのパワーはありましたね。

何より、オルガの美しさが強すぎた。
あの役者さんのおかげで、画面・作品に蠱惑的な力をプラスできていたんじゃないでしょうか。
人を信じていない目線の置き方と、外に不満を放つようなぶっきらぼうな歩き方と、生きること自体を肩身が狭いと感じているような佇まい。
それでも、人に寄りかかりたくて無軌道に身体を重ねてみたり。

子どもと向き合わない(向け合えない)母親

同僚に布団を掛け直してあげるシーンには、悔しいけどクるものがありました。
狙い通りにキちゃって悔しい!

思ったよりも好きにならなかったなあ
ゆたり

ゆたり