ゆたり

笑いのカイブツのゆたりのレビュー・感想・評価

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)
3.9
ちょっと泣いちゃった

切ないぜ
胸がグッとしちゃったぜ

半端じゃないくらい不器用な人間の生き方
自分のまっすぐを叩き付けることしかできない生き方
原作ファンとしても、某ラジオファンとしても、感謝したいくらい丁寧に上手いこと素敵に映画化していただいたなと感じ入りましたね
そら若干の端折りはありますが、しゃーなし
しっっっかりと、ドチッとした湿り気を感じる重々しさがある作品でしたね

いやーーーーー、役者さんたちの力に感激ですね
やっぱりこういう「役者力」をバチバチに味わえる映画ってたまらんっちゃね〜〜〜
岡山天音さんの演技すごいね
あのボソボソ感、線が切れちゃっている感、頭の中がグルグルグルグルグルしてる感
お母さんもよかったーーーー
あの最後んとこのアレよかったーーーーー
ピンクテクノカットポジションのお方のラジオ声がめちゃくちゃあの人でびっくりしちゃった(似せている訳ではないんだろうけど、)
仲野太賀さんよかったーーーーーーーー
たまらなかったーーーー
向き合い方な〜〜〜〜
松本穂香さんなーーーーーーー
ちょっとみなさん良すぎてキリないね

「笑い」を産む現場にある、笑えない現実と葛藤とどうしようもなさ、......絶望。
理想と生き抜き方の衝突ね

「お前誰やねん」のくだりが個人的にはとても刺さりましたね〜
駐車場のアレも、あの隔たりも、

ワンマンのネタも、絶妙なあの人達感があって、凄味がありましたね

ハイツ友の会の西野さんが出てきたのがぶち上がりでした

某番組の再現度が高くて笑った

共感なんて不要、共感を置き去りにしていく姿が正に「カイブツ」ですよね

良い邦画でしたわ
ゆたり

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