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バトルガンM-16のblacknessfallのレビュー・感想・評価

バトルガンM-16(1989年製作の映画)
3.3
『狼よさらば』シリーズ4作目🐺🐺🐺🐺
監督が盟友マイケル・ウィナーからJ・リー・トンプソンにチェンジ。トンプソンと言えば『誕生日はもう来ない』『キングソロモンの秘宝』おもしろげだが微妙なのを撮る印象。一抹の不安が…

前作でさすらいの一人自警団だったポール・カージーだが、今作では建築コンサルタント事務所を経営してる。
なんか美熟女の彼女もいるしリア充だ笑

仕事も恋も順調だったカージーだが彼女の娘がコカインのオーバードーズで死亡する。
悲しみにくれるカージーに新聞社を所有する大富豪が接触してくる。
「君の正体を知ってる、殺人を依頼したい」
大富豪の娘もコカインのオーバードーズ死んでいた。


この街では若者を中心にコカイン汚染が蔓延している。街の秩序を回復し将来を担う青年達をコカインの魔の手から守り、殺された大富豪の娘、彼女の娘の仇を打つため、カージーは麻薬組織殲滅にのり出す。
"ミスター一人自警団"の復活だー‼️

麻薬組織は複数ある。互いの組織の不信を煽り抗争を起こし共倒れさせる偏差値の高い作戦。これまでのストリート・ギャングと違って統制された大人の組織だからシンプルにチンピラ殺して宣戦布告というわけにはいかないよね笑

そんなわけで組織絡みのホテルやら工場に身分を偽装して潜入し抗争の火種を蒔くわけだけど、そこは殺し大好き♥️銃撃超好き💞カージーだから行く先々で大虐殺になる笑
末端のチンピラから幹部まで平等に容赦なく葬るぜ😬💨

ハードシチュエーションで何回も窮地に陥るけどスルスル逆転するとこがセガール映画っぽかった笑 危機だけどスリルがないセガール・アクションだよ笑
殺した数はシリーズ最多だと思うけど、全然無傷なんだよ笑
製作年を考えるとシュワルツェネッガーやスタローンの筋肉ド派手アクションが全盛期の時代だし。多分に意識したような気がする。銃撃戦が『コマンドー』的な爆発につぐ爆発だし笑

それで言うと頭を使ってるようで結局、一人一人ぶち殺してるという短絡的な展開がシュワルツェネッガーの『ゴリラ』に似てた。

不安はあったけどそこそこおもしろかった。
ただ、この話、ブロンソンじゃなくてもいいんだよな。ブルース・ウィリスでもセガールでも、何ならヴァンダムやドルフ・ラングレンでも置き換え可能だよ。それぐらいレイト80'sから90年代初頭のアクション映画。

まあ、考えたら制作もキャノンフィルムズだからな、そりゃそうか笑
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