あっさりゆで卵

プロディッジーのあっさりゆで卵のレビュー・感想・評価

プロディッジー(2019年製作の映画)
2.8
「エスター」や今度公開される「ブライトバーン恐怖の拡散者」などの子供が怖い系映画。
ジャンルで言えばサイコスリラーです。

子供に殺人鬼の魂が入り込んだ事により、起こる恐怖を描く本作。二車線のど真ん中を車で走るファンキーなお婆ちゃんのシーンから始まります。
殺人鬼っていうのが「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」の吉良吉影みたいなおっさんで、女性の手に対する執着がすごい!SWAT?に包囲されてるのに全裸で手には女性の手首を持って出てきて射殺されたのは笑いました。

冒頭から入り込みを示唆するような、重ね合わせる描写というのが多用されます。
入り込まれる少年役には「IT/イット "それ"が見えたら、終わり。」でジョージー役を務めたジャクソン・ロバート・スコット君です。少年と殺人鬼おじさんの人格の切り替えが上手い!大人顔負けの演技を見せてくれます。

ですが物語は良くあるような話だなという印象で、途中ちょっと飽きてしまいました。また納得できない部分も多く、後半の母親の取る行動は理解できませんし、少年と殺人鬼の繋がった理由が少し弱い気がしました。

作品自体あまり楽しめなかったですが、ジャクソン・ロバート・スコット君の成長っぷりと演技を堪能できたのは良かったです。