みかぽん

テッド・バンディのみかぽんのレビュー・感想・評価

テッド・バンディ(2019年製作の映画)
3.7
人の印象なんて意外と適当なもんだ。
虫も殺さないような…と高を括っていた人が、ハンドルを手にすると一転、前を走る車に悪態三昧。おまけに目まで座っている横顔を目にして唖然…とした事は、、。確かにあるかも💧
あるいは世界一優しいと思って付き合いはじめても、上っ面が剥がれ落ちるのにそんなに時間がかからないことも(特に若いうちには)、、まぁ、あったかもね💦
そこまでじゃなくても、がっかりしたり、見直したり。満点には程遠くても平均点付近ならま〜人間なんだし、仕方ないよねって事で妥協してみたりもする…。
けど、親にも友達にも、いや世界に向かって胸を張り、どうだ羨ましだろ〜っっと叫びたくなる位に自慢のカレが、自分と付き合っている間にもせっせと、しかも猟奇的に殺人を繰り返していたとしたら、、💀💀。私だったら正気に戻れる自信がないわ…😭😭😭。

監督はドキュメンタリーを多く手がけている方だそうで(そのリアリティー追求から)実は…な悪人の片鱗が滲む俳優でなく、誰からも好感が持たれそうなキラキラ系男子代表のザック・エフロンを起用したのだそう。
しかし私は元来ひねくれ者なので、良い人風ザックの胡散臭さを嗅ぎ分けた上での配役に違いなしだわ。まぁそんな事、公の場では言えないわよねぇ、オホホ〜、と密かに肯きながら鑑賞を始めたこの作品。。
なんですが、最終場面では遂に、「この主人公は元々多重人格者で、きっと殺人をしている間は別人格だから記憶に無かったんじゃない?ねぇ精神鑑定とかホントにちゃんとやってあげてるの??」と心ザワつかせ決死の弁護人状態💦💦
が、彼のうつろな視線と共に指先が語る〝◯◯の◯〟の戦慄に…。あぁ私、テッドさんに間違いなく殺される側のクチ。。、を悟りました。。

にしても、この人はどういう基準で殺しのスイッチが入ってたのかなぁ…。後学のためにも安易に死刑なんかにせず、きっちり研究し尽くす必要があったんじゃないのかなぁ…💧
みかぽん

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