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轢き殺された羊のnagashingのレビュー・感想・評価

轢き殺された羊(2018年製作の映画)
3.0
スタンダードサイズ。物語と映像と人物造形の不調和というかキメラ感が消化不良を起こしつつも奇妙な味わいを残す。シブいのかユルいのか最後までつかませない。屋内と屋外でガラリと変わる色調が印象的で、前者の官能的なバロック調には恍惚。あでやかな女の領域にマッチ。後者のハイキーで彩度低めな映像がインスタとかのヴィンテージ加工っぽく、イケてるのかダサいのかかなり謎なのだが、ソクーロフっぽい風景に強引に肉薄している瞬間はあった。
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