“居場所の話”
びっくりしました。
こんなに素晴らしい作品だなんて思っていなかったから。
ましてや、この映画を観て涙を流すことになるだなんて。
この作品のあらすじについて書こうかと思いましたが、何も知らずに観てもらった方が良いんじゃないかと思い直しました。
なので、このレビューには僕が感じたことをそのまま書いておこうと思います。
居場所ってなんでしょう。
僕にとっての居場所は、僕が僕でいられる場所です。
家族はもちろんですが、恋人や友達であることも多い。
では、“自分でいられる”とはどう言うことか。
それは、弱い部分も見せられると言うことだと思っています。
辛い時に「辛い」と言えること、楽しい時に「楽しい」と言いたくなること。
人間には必ず凸凹があると思うけれど、なんて言うか、その凸凹がぴたっと合うみたいに、とても居心地の良い場所がある。
あまりに居心地が良いと、くっついていることさえ忘れてしまうこともあるかもしれません。
だけど、もしも“歪み”がどちらかに生じる事があったとしても、多分、その“歪み”にも気付いてあげられるんだと思います。
ひとつだけ気を付けなければいけないのは、“急に”消えてしまうことだってあると言うこと。
だから、その場所を大切だと思ったら、思ったことを言葉にしなければいけないんだと思います。
最近、レビューを書く度に今の心境を重ねてしまうけれど、今は会いたい人に会えないから。
どうか、いなくならないでいて下さい。
そして、早くみんながみんなの居場所にまた戻れますように。
観て良かった。