「友達ってのは自分で選べる家族さ」
じーちゃん良いこと言う。カッコいい。
互いに訳ありでひょんなことから行動を共にすることになったダウン症の青年ザックと不良漁師のタイラー。たちまち意気投合して、ザックの憧れのプロレスラーを訪ねる旅に出ることに。
タイラーはザックのことをダウン症だからといって特別世話を焼いたりバカにしたりすることはない。泳ぎやショットガンの撃ち方を教えたりすることはあるけれど、あくまで対等のダチとして接してる。
ダウン症が殊更メインにならず、普通に男二人の友情旅物語になってるのがいい。障害が原因で悲劇が起こることもなく、むしろザックはめちゃくちゃできるヒーローとして活躍する。
タイラーはタイラーで大好きな兄貴を亡くしたことで孤独を抱えている。
健常者=障害者を助ける強い役、になってないのが良い。
この二人のやり取りや関係性が最高。
相棒になってすぐ“ダチの握手”のやり方決めるのとか最高。
100分弱の短尺だから展開が色々スピーディー過ぎるんだけど、テンポが良くてあまり気にならなかった。
タイラー役のシャイア・ラブーフ、『ハニーボーイ』の時と全然印象違う。カッコいい。
エレノア役のダコタ・ジョンソン可愛くて素敵。アン・ハサウェイ系美人。
兄貴のマーク役が『ウォーキングデッド』のショーン役のジョン・バーンサルなのも良い。セリフ無いけど。
ザック憧れのレスラー、ソルトウォーター・レッドネックも渋イイおやじだった。もうちょっと活躍してほしかった。
いやー良いバディものでした。ピーナッツバターファルコン!!