フレンチコアおじさん

ホテル・ムンバイのフレンチコアおじさんのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
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2008年11月に起きたムンバイ同時多発テロを基に、事件の現場のひとつとなったダージマハルホテルの従業員と宿泊客の脱出劇を描く。

異様に長く感じた…
序盤の15分程を過ぎたあと、テロリストによってホテルはあっという間に占拠されてしまう。
テロリスト側の目的は多くの人間を殺すことであって交渉の余地などなく、見つかれば即射殺という無慈悲な状況下。
これが最後の最後まで続くもんだから、その緊張感たるや半端なものではない。
見てる側は上映時間約120分のうち、およそ100分間もその状況を味わうことになる。
現状、最高峰レベルのサバイバルホラー。作品を見終わったあとはドッと疲れた。

救出部隊到着の遅れに対して「まだデリーだと!」というセリフがあったが、調べたところデリーからムンバイまでは約1300キロ。
解りやすいスケールで解くと、日本の本州の長さが約1500キロ。絶望的なまでの到着の遅れだ。