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ジョジョ・ラビットのmendeのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
3.5
セットもかわいいし、ポスターもおしゃれ。
主人公の男の子は、日本の太平洋戦争のときにたくさんいた軍国少年なのだろう。かっこいいのはドイツ人でありながら、反ナチス活動をしている母(スカーレット・ヨハンソン)のほう。

実は少年の家の屋根裏にはユダヤ人の少女が匿われいる。彼女の存在が「ユダヤ人は角が生えた鬼だ」と考えていた少年の心を動かす。ユダヤ人って自分と同じ人間なんだと気が付く。もっといえば、彼はこの美少女に恋をした。このことをきっかけに彼はナチスによる人種差別の呪縛から逃れることができた。
でも、屋根裏に隠れていたのが、汚ならしいオッサンや太ったおばさん、気難しい老人だったらどうなっていたんだろう。結局、ユダヤ人への差別意識は解消されなかったような気がするが…。

ゲシュタポの捜査が激甘だったりするのもファンタジーだから? かわいらしさにあふれた甘い映画だったが、引っ掛かるところもあった。
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