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ジョジョ・ラビットのいののネタバレレビュー・内容・結末

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます



5月7日
かつて、おねいちゃんが生まれた日。その後、その日はドイツが降伏文書に調印した日となる。それは自由を獲得する日。おねいちゃんの誕生日。おねいちゃんの分まで、僕たちは。お母さんの分までもちろん。そうだ、ダンスをしよう♪待ち望んでいたダンスをしよう♪


冒頭、ビートルズの曲に、?となった。戦時中の話でビートルズ?その意味は? そして、こんなに似てないヒトラーもめずらしいと思うくらい、似てないヒトラー。似てないことに、深い意味があるのだろうか。


以前みた映画で、強制収容所に送還されたのは、ユダヤ人だけでなくて、ドイツ人の同性愛者などもそうだと知った。サム・ロックウェルとシオン(GOT)。サム・ロックウェル演じる大尉の思いは、説明されないけど、なんとなく垣間見えてくる。はじめはヨハスカに恋しているかと思ったけど、それは違くて、同志としての親愛の情とか、ヨハスカの行動に対する敬愛とかだったのかも。


靴紐。蝶々。

気づくとジョジョは揺れている母の足元に。あそこはなんとも言い難い感情に襲われました。私、ヨハスカのその日の服装をちゃんと覚えておけば良かったなあと。憶えていたら、もっと衝撃的をうけて、いっきに鳥肌が立ったと思ふ。


勇気を出して正直に言うと(こっそりw)、こういう映画、これまで結構観てきたなぁ、という印象。少年と空想。戦時中とユーモア。風刺。

想像する力はどこまでも羽ばたいてゆけるというけど、ジョジョ少年のそれまでの想像力は、とってもちっちゃな範囲内でのものだったのだと思う。エルサと出会って、価値観が揺さぶられ、新たなところへ向かうけど、自身を遥かに越えていく想像力(観客の予想を越えた想像力)というのではなかった。それはこれから、ということか。


ウサギといえば、絵本「しろいうさぎとくろいうさぎ」が大好きです。ジョジョとヨーキ-のいちゃいちゃをずっと見ていたかったな。ジョジョが今、生きていたら85歳。この映画を観てどう思うのか、85歳となったヨーキーとジョジョに徐々にたずねてみたい。


*真ん中あたりで(ほんのちょっとやで!)すやすやしちゃったので点数つけるのやめておきます。自重。
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