第二次世界大戦のドイツをこう見せるか。
もうとにかくとにかく素晴らしい作品。
明日、もう一度観に行きます！！！
第二次世界大戦のドイツを描いた作品は
たくさんあります。シンドラーのリスト、
戦場のピアニスト。もうどれをとっても
魂が揺さぶられ心が震える作品が多い。
とてつもない史実があるからこそ、重く
辛い作品が多い。
本作品も題材は一緒だが、これほどまでに
かわいらしく笑える場面、ぐっと台詞が
突き刺さる瞬間、涙が止まらない場面と、
感情の振り幅が広く自分の感情が波打つ
作品ははじめて。この時代をこんな見せ方を
するのかと、つくづく映画の幅の広さを
感じさせる作品でした。
ジョジョって名前の10歳くらいの男の子。
ヒトラーに憧れ、ボウイスカウト的なノリで
ちびっこ軍隊訓練に行っちゃう男の子。
また親友の太っちょ男の子がいい！！
この子に何回笑わされ泣かされることか。
お母さんの留守中に自分の家にユダヤ人の
女の子が隠れ住んでいることが分かる。
女の子との交流や母の本当の姿を見るうちに
ジョジョの心が大きく揺れ動く。
とにかく涙でスクリーンが見えないくらい
になっちゃう。何秒か前に泣いたかと思ったら
今度は笑ってて自分でも不思議に思い
おかしくなっちゃう。
私はやはり母の生き方に感銘を受けた。
あの時代に、あれだけブレずに命と向き合うこと。
ジョジョに直接伝えたいんだけど伝えない。
彼の行く末を思いつつ真理を伝えていた
何気ない会話に、母としての深い深い愛情に
感動せずにはいられない。
今、こう思い出しているだけで泣いてしまう。
こういう人でありたいと思う。
