一般の主婦層の人たちにとっては、おそらく国家側または体制側の、こういう「闇?」はワクワクドキドキまたはイライラできるものかも知れないが、このようなことは、古今東西、人類が何千年間もしてきたことなので、なぜ今さらこの題材だけを取り上げて掘り下げようとしたのかが、観て取れなかったよ。
今回の映画が、何か特別なテーマや秘密を暴露した形のものなのかと期待をしたのだが、ありきたりの普通の世の常を取り上げていただけだった。
あとは、松坂桃李くんの演技スタイルが、少々マンネリ化してきている印象は否めなかったよ。
概ね無表情で、時々少しの笑みが入り、セルフも淡々と呟くように言う、というスタイルは、そろそろ年齢的に卒業しても良い頃なのではないだろうか。
ということくらいしか述べる言葉が浮かばないなぁ。