もちろんチケットは事件の前に押さえていたのですが…
日本のアニメにとっておそらく最悪とも言える事件の翌日に…アニメファン期待の新海監督の新作が公開されました。
「天気の子」…
前作「君の名は。」は空前の大ヒット…
おれはちょっと盛りすぎのストーリーに今一つ乗れなかったのですが…レビューの終わりにこう誉めてました…
「ラスト近くの雨が降ったあとの街の描写が素晴らしかった…あちこちに水溜まりが出来てて空を映してて…まるでひんやりした空気や雨の匂いまで感じるような…今のアニメ表現の最高峰だと正直思いました…」
そうなんです…
「君の名は。」でおれが感じた「いいところ」を一本の映画にしてくれたような「天気の子」…
もう…その絵の力は圧巻で…
とにかくその素晴らしい絵を見てるうちに映画が終わったって感じでした…
それから…前作でノイズだった「優等生感」…今回はそれなりに「ダーク」な感じも出してる気がして…
良かったです。
そして…批判も呼んでる…テレビCMと連動した「タイアップの嵐」…
皆さんは…これがどれだけこの映画の制作費を助けているかご存知か？映画には昔から付き物のタイアップ…長い目で感謝して楽しむのが良いと思います…
おれは楽しかったよ…
一番驚いたのは明日…台風の接近で日本は大雨の予報…今年の夏は異常気象で狂った天気が続いています…
まるでその事を予知していたかのような現実とシンクロしたストーリー…
一緒に観に行った「君の名は。」大好きの高校生の息子は…ハードルの上げすぎか…言いたいことも多そうだったけど…おれにしてみれば、主人公たちと同世代でこの映画が観れるお前が羨ましいぜ！って感じです…
そんなこんなで…おれにとってこの「天気の子」は「君の名は。」以上に好きな作品となりました。
最後にこの映画の欠点を上げさせてもらうとすると…
老刑事を演じた…
「平泉成」！
やはり彼の声のインパクトはただ事ではなく…
「母さん…ビール…」とか…
「ラーメン…伸びちゃったじゃないか…」とか…
いつか言うじゃないか？と気が気ではありませんでした(笑)
