かんな

天気の子のかんなのネタバレレビュー・内容・結末

天気の子(2019年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

う~ん...(⑉・̆-・̆⑉)

いやもぉ映像は文句無く綺麗。

"天気"が今回のお話の重要ポイントなだけに、その表現たるやハンパない。

水滴の表現、光の表現...。

やっぱり、これだけでも新海誠監督作品は映画館で観て"損をした"と思わされる事は無いです。

...内容について、正直に感想を書きますと。

ラストまでちゃんとは観たのですが、恥ずかしながら...監督の言いたかっただろうテーマ的なものがボクにはわからず(;´Д`)

何も情報を入れない状態でのボクの素直な感想は、

"...え...キミら、自分らの為だけに東京を水没させたの!?Σ(゚д゚;)で、なに?大丈夫ってなにが!?水没!水没してますけど!?ヾ(・ω・`;)ノ"

...でした(;^_^A(苦笑)

それで、あまりにもの申し訳無さと情けなさと悔しさにwww原作小説を買ってしまったわけです_:('ω' 」∠):_(まだ未読ですが)

で、観終わってからちらほらと色々なレビューを拝見していろいろ考えた結果...。

この"天気の子"は、主人公2人を"帆高"と"陽菜"としてではなくて、単純に、昨今の若者の代表としてのアイコン1.2 として観るべきだったのかな?と。

何かモヤモヤを抱えて家出する"少年1"。

生活苦に悩み、挙句水商売にまで手を出そうとする"少女1"

そしてそれを取り巻く"大人達"

で、承.転 とあり...ラストシーン。まずは(ちょっとうろ覚えでニュアンスは違うと思うけど、)須賀のセリフ。

"気にすんな。世界はもともとぶっ壊れてる。"

そして帆高のセリフ。

"ボク達は、大丈夫だ。"
(つまりこれは"↑君達(若者)は、大丈夫だ")

...これがテーマだったのかなって。

つまりは若年層を中心に"グッドエンドは出せないかも知れない、でも...こんな世の中も捨てたもんじゃないだろ?"と投げかけ、高齢層には今の若者の姿を観せるべく、今、自分達の傍にいる若者とは...そういうメッセージのこめられた映画なのかなぁと。

なんにしろ、ストレートでわかりやすい話ではなかったんじゃないかな...と思います(^ω^;)(自分のバカさ加減は棚上げwww)

そう考えると、素直に主人公2人に感情移入出来るようなお話だった君の名はに比べれば、この天気の子はそれ以前のものに近いテイストを持っている作品と言えるのではないでしょうか。

だとすれば、監督はわかりやすく君の名はに近しい作品を作れば間違いなくストライクゾーンが広い状態でボールを投げられたものを、自身の拘りにウソをつかず挑戦したと言える...これは賞賛されるべきだと思います。

ただ...ただ、このアプリのレビューでも何度か言っていますが、

ワシゃあ、わかりやすく感動できるお話が好きなんじゃあ...(・_・、)www


というわけで、総評。

これは、とりまアニメor映画が好きって人なら写実美溢れる映像観るだけで元は取れる、"君の名は"を求めてかっぽーで観に行ってもまぁそれなりに楽しめる、旧新海誠ファンが観てもきっとそれなりに頷ける、ひとまず"損はない映画".........です!(_๑òωó)_バァン!

多分何も考えずに観に行ってもラストで"よかったねぇ~"って気持ちで映画館は出られると思うし、旧ファンが観たとしても、恐らく旧作同様観た後に内容について噛み締められる部分は多々あると思います(o^^o)

だし、先ず持って映像観るだけでもきっと現在の写実的アニメの最高峰を観れるので、何かしら観てよかったと思えるところはある...損をする事の無い映画にはあてはまるかと(*´ω`*)

大ヒットした君の名はの次作としては、悪く言えば中途半端感はあった...となってしまうかも知れませんが、良く言えば、大ヒット作の後の期待に極力広く応えられた映画...だと思います。

さぁ頑張って原作読むかな...(´ー`)y━~~www
かんな

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