soutaの映画まとめ

HELLO WORLDのsoutaの映画まとめのネタバレレビュー・内容・結末

HELLO WORLD(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

【soutaの邦画つぶやき No.304】
"HELLO WORLD"


2027年 京都。無限の記憶領域を持つ量子記憶装置"アルタラ"により、街の地理情報、過去のあらゆる情報も正確に記録することが可能となった。高校生の直実の前に10年後の直実が現れる、目的は同級生の瑠璃を救うためだった。


公開当時予告編を見ても今作に対してあまり期待は上がらなかったのだが、いざ鑑賞してみると映像は勿論、物語としてものすごい完成度で面白かった。

高校生の直実だけでなく、10年後の直実の世界も"アルタラ"による非現実世界だった。"アルタラ"世界内の2037年の研究者たちが"アルタラ"の暴走を止めようと奮闘していたのか。
最終的にどちらも瑠璃のいる世界を手に入れて本当によかった、そして最初から眠っていたのは瑠璃ではなく直実の方だった。


"あなたは私を愛してくれていたのですね"の瑠璃の言葉にすごい救われたと思う。あのシーン、一番良かった。

愛する人を取り戻す系の話は数あれど、今作はその先をいっていた、もっと評価されていいと思う。