烏丸メヰ

シャッター 写ると最期の烏丸メヰのレビュー・感想・評価

シャッター 写ると最期(2018年製作の映画)
2.2
被写体となったものの死に様を写し出し、その通りの死が本当に訪れる恐ろしいカメラの話。

性格のイマイチつかみにくい若者達、ホラーなのかSFなのかあやふやなラインのカメラの出自等、作品を構成するパーツは強い魅力に欠けてはいるのだが、テンポよく出し惜しみのない展開と、グロ死なのに、(儚く簡単に人が死ぬ作品が多い)たけしさんの映画を更に薄めたような飾り気のない「死の瞬間(ババーン!死にました!とやらない)」の描き方が独特。

あとは、過去のシーンから入り現代へつなげる導入が結構オシャレ。

ロシアの作品だけあって、怪我や恐怖だけでなく「寒さ」も若者達を脅かす厄介で危険なものとして(しかもカメラ絡みの描写としても)折り込まれていたのが良かった。
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