酷い邦題だと思ってたら原題だったのを知ってズッコケたが、フザけているのはタイトルだけでなく全編フザけ倒しているので一安心。
しかしながら、あまりにもくだらない内容とはいえ、構図が割としっかりしてるのか意外にもフツーに観る事はできる。それゆえに突き抜けた「何か」を感じ取るのが難しかったというか、“どうしようもなくヒドイ”か“くだらないクセに妙によく出来てる”ような何処かに突出した完成度が欲しかったような気も。
いや、そういったモノが無い事そのものが、この作品のこの作品たる所以なのか。
とにかくこうしたハナからくだらなさを狙ってる作品に関してはその“善し悪し”の基準が難しい(ただ要所要所でラリった状態で考えたとしか思えないアタマの悪過ぎる演出が幾つかあったのは良い)。
いずれにせよビートを外しまくった日本語吹替ライミングにヒジョーに居心地の悪さを感じたのだけが唯一勿体ないと思った部分だが、コレも計算されたモノだとしたら逆にローカライズスタッフは天才かも。
