実話をベースにしたモンスターパニック映画、但し内容のうち“森に落ちたコカイン詰めの袋を熊が食べた”こと以外は全て脚色という呆れてものも言えないレベルでのフザケっぷりだが、やはり定期的に摂取したくなる魅惑の粉(ハッピーターン)のような味わいがあったことは確か(個人差があります)。
冒頭からフザケ倒してるので、あとは笑いのツボが合う・合わないの点において、合う人にとっては要所要所でのテンポの悪いと感じてしまうストーリー運びも割と許容できるのではないかと。
「ラリったクマが大暴れ」という、正直なところそれ以上でもそれ以外でもない内容は、日々の忙しさから解放されて緩みきった脳ミソには最適な、“良い意味で中身のない(というかあまりにもくだらない)"作品であり、マジメに観るものではないだろう。
素晴らしい。
「ラリったクマが大暴れ」、それだけの要素でサイコーじゃないか?という方にはピッタリ(自分はソッチ側です)。個人的にはどうせやるならもっとフザケ倒してもイイような気もしましたが、観る前のハードルを徹底的に下げておくと割と丁度いいカンジになるんじゃないでしょうか。おそらく。