ShinMakita

アンノウン・ボディーズのShinMakitaのレビュー・感想・評価

アンノウン・ボディーズ(2017年製作の映画)
1.5
ベルギー。ゲントの空き地で六体もの死体が発見された。いずれも若い女性で頭部が切断されていた。連邦警察殺人課主任エリック・フィンケは、一匹狼の元相棒刑事フレディ・ベルスツイフトら部下を指揮して捜査を開始。しかし被害者のタイプも国籍もバラバラで手掛かりは掴めない。そんな時、女の死体が見つかったと通報が入り、フレディが臨場。すると死体はまだ息があった。クスリで朦朧としていただけだったのだ。彼女は精神科医のリナ。クラブ帰りに拉致られ髪を赤く染められたが、殺害される前に逃げたようだ。フレディは例の連続殺人犯の仕業と考え、彼女の身辺からホシを洗い出そうと提案するが、フィンケはそれを却下する。実はフィンケは、2011年ドイツ・ケルンで同様の連続殺人が起きた事実を掴んでいた。当時ケルンに住んでいて現在ベルギーに住んでいる男は11人。ホシはその中にいるというのだ。11人の中で捜査に非協力的でアリバイが曖昧なのは2人。アメリカ大使館員のコーディとゲーム会社社長ホイバーグだ。捜査はこの2人に絞られるが、フレディはフィンケの判断に異を唱え、単独捜査を開始。リナの患者を調べ始める。そしてフィンケは、アメリカ大使館からの抗議を受けつつ内偵を続け、ホイバーグとリナの接点を発見する…





「アンノウン・ボディーズ」


ベルギーで人気の刑事小説の映画化作品。実は「フィンケ&フレディ」シリーズの3作目でもあります。堅物・頑固で怒りっぽいフィンケと、ルール無視の破天荒デカのフレディ。タイプの違う2人が反目しながらもホシを追う、という類型的な刑事もの。犯人の意外性もさほどありませんし、動機がよく判らないという弱点もあります。でもツクリは丁寧。いつか前2作を見てみたいな、とは思います。
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