あちゃみ

アスのあちゃみのネタバレレビュー・内容・結末

アス(2019年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

テーマとか言いたいことは何となくわかるんだけど全体的に意味がわからなくて怖い!!

特に手繋いでたところからバラバラになるテザードたちのシーンと何者かと問われて"We are American"っていうのが本当に怖い。
なんで本体の行動のリンクしてるのかとかなんでビーチに隔離施設と繋がるミラーハウスがあるのかとか、失敗に終わった政府のクローン計画達が処分されずが生かされていたのかとか疑問は尽きないけどとにかく面白かった。
ラストは衝撃すぎて、、声でた。
あまり詳しく明かされてないから考えるしかないけどテザード達は発声及び発話に問題がある。これは教育を受けてないからでその理由から文化や芸術も理解し得ない。そんな中話せる特別なレッドがテザード達のリーダーとなり繋がりを絶つ(クローンの本体を殺し自分達の存在を知らしめる)ことを計画し、実行。ハサミを使って自らと繋がる本体を殺した彼らは手を繋いで並んで終わるという謎だし不気味。


あらすじ
1986年、アデレードは両親とともにサンタクルーズにある遊園地を訪れる。
父親がアトラクションに夢中になっている間に、ビーチにあるミラーハウスへと足を踏み入れてしまう。暗闇の中で何とか脱出しようとする彼女の前に、突然自分とそっくりな女の子が現れる。その後、救出されたアデレードだったが、恐怖とショックで大きなトラウマを抱えてしまい、しばらく話せなくなってしまった。
大人になった現在、彼女はゲイブと結婚しており、娘のゾーラと息子のジェイソンという2人の子供にも恵まれて幸せな毎日を送っていた4人だったが、ある日、ゲイブが家族でサンタクルーズのビーチを訪れるという提案をする。
奇しくもそのビーチは、かつてアデレードがトラウマを抱えるきっかけとなった場所だった。
海水浴を楽しんでいた家族たちだったが、長男ジェイソンがはぐれてしまい見つかったものの不安になった彼女は夜ゲイブに、かつてサンタクルーズのビーチで起きた不思議な出来事によってトラウマを負ったことを打ち明ける。
ゲイブは彼女をなだめるが、その時、突然停電が起こる。気がつくと、玄関先に4人の家族のような不審者が立っていた・・・。
 追い返そうとするゲイブだが彼らの見た目は自分たちとそっくりなことに気づく。家に押し入ってきた自分達にそっくりな彼らは自らをテザードと呼びそれぞれの名前を言う。アデレードのテザードレッドはアデレードを拘束しそれぞれの家族の本体と鬼ごっこや遊ばせたり戦わせる。なんとか逃げ切ったゲイブら家族だったが、そのころ米国全土をパンデミックの如くテザードたちドッペルゲンガーの集団が襲撃し、混乱と恐怖が広がってしまう。息子のジェイソンを攫われたアデレードは始まりの舞台、ミラーハウスに向かいそこから繋がる長い長い地下へと続く道を下る。そこにいたレッドからテザードは米国政府が極秘に実行し、放棄したクローン計画の産物で長年、ミラーハウスに通じる地下通路で地上と隔離されて生きて来た人間である事が明かされる。テザードは地上の人間と精神が繋がっており、地上の行動を真似て生きて来たが忘却の世界で生きる事に耐えかね、地上を乗っ取るべくして出現したのだった。
バレエの動きで俊敏にナイフを振うレッドと戦いながらなんとかレッドを殺しジェイソンを助け出す。辛くもテザードから逃げ切ったゲイブとゾーラと共に家族で車に揺られるラストの回想シーンで、アデレードは30年前にミラーハウスで本物と入れ替わったテザードである事が衝撃の事実として明らかになる。アデレードのテザードとして登場した”レッド”は、30年前に両親と逸れてミラーハウスに迷い込んだアデレードで、アデレードはトラウマで失語症になったのでは無く、テザードだった為に言語能力がそもそも備わっていなったから言葉を発さなかったのだ。一方でテザードになってしまったアデレードは、地下で暮らし、唯一言葉を話せるテザードとしてリーダー格となって地上への報復計画を練っていたのだった。
全てが明らかになるラストシーン、アデレード(入れ替わったレッド)は息子のジェイソンを見つめ意味深な笑顔を浮かべるのだった。
あちゃみ

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