とし

宮本から君へのとしのレビュー・感想・評価

宮本から君へ(2019年製作の映画)
4.8
血だとか涙だとか、熱いものがたくさん流れていった。あとは愛してるとか、さようならとか、こんにちは、だとか。レビューを書いては消し、また何度も書いては消した。あなたを愛してるのか、愛することに焦がれているのか。そんなこと、どうでもいいんだよな。若い頃、この原作読むのに数週間分の体力を削った。めちゃくちゃ忙しかった当時、ある時ふと泣きはらして眼の下デッカいクマ作った顔でそん時一緒に仕事してた憧れだった先輩に「宮本から君へ」にハマりましたって言った。そしたら「そっかぁ。お前も、〇〇だな笑」って言われたの今でも覚えてる。なのに...なのに〇〇が何だったのか今でも思い出せないんだわ。ほんとしょーもない。たしか暑苦しいとか人間くさいとか昭和だとか、たぶんそんな周辺の意味を含んでたんだけど、それを言った時の先輩の顔がその人らしくてカッコ良かったんだよね。

美しく、謙虚で、大胆な作品が大好き。

池松くんはベストオブ池松だった。蒼井優ちゃんは大胆で、彼女がその名を知らない鳥たちと張るぐらい好きだった。宮本を演じる覚悟、康子を演じる強さ、想像を絶するわ。ピエール瀧速やかに復帰してくれろ。拓馬も良かったー。

宮本てだーれ?エレカシのボーカル?
半分正解なんだけど、残りは劇場で。
エンディングで号泣ムービーランキングTOP3に入るかも!マスターピース!
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