あやっぺ

英雄は嘘がお好きのあやっぺのレビュー・感想・評価

英雄は嘘がお好き(2018年製作の映画)
3.3
試写会にて鑑賞です。婚約直後に戦地で音信不通になったフィアンセを思い傷心の妹の為に、姉のエリザベットが妹のフィアンセのヌヴィルのフリして書いた手紙は、ついつい調子に乗って色んな英雄譚を書き綴り、最後は華々しく散ったというもの。とりあえずこれで妹も区切りをつけ、一件落着と思いきや、なんと本人は生きていて帰ってきてしまった!
その本人ヌヴィルもまぁ不誠実でエリザベットの嘘に乗っかりいけしゃあしゃあと英雄譚をさらに盛りに盛って話すので、エリザベットは面白くない。英雄視されてるこの男は詐欺師だと証明する為に何かと手を回してはみるものの、ヌヴィルも何だかんだとそれを回避して更に事態は笑える方向へ!2人の空回りが観てて面白いです。
割と普段は仏頂面なエリザベットが思わず吹き出し笑いしちゃう所が可愛くて、またその状況も笑える。コメディ初挑戦のメラニー・ロランさんの笑顔が良いですねー! 

そんな感じの軽めのラブコメフランス映画でした!

エリザベットは古き女性の世界から新しい女性の世界観を表すような自分の意思をしっかりと持って、望まない結婚をするくらいなら独身を貫くわ!という人(金持ちだからできるのだろうけど) この映画では衣装は時代観に捉われずに選んでいたそうで、エリザベットの衣装も多少現代風でコルセットで締め付けなかったり柄がエキゾチックだったりとして、そこも見所です!
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